糸島ってどんなところ?糸島の歴史について解説!

公開日:2023/12/15  最終更新日:2023/08/01


福岡県の西端に位置する糸島市は、近年急速に人気が高まっているベッドタウンです。福岡市まで車で約30分のアクセスでき、その利便性から、多くの人々が移住を選ぶ魅力的な場所となっています。糸島市では注文住宅だけでなく、不動産市場も盛んであり、移住者が増えているのです。そこで今回は、糸島の魅力や歴史について解説します。

歴史と豊かな自然が自慢!糸島市はどんな街?

糸島市と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、歴史好きな方なら「伊都国(いとこく)」という地名はご存じでしょう。

糸島市は怡土(いと)郡、志摩(しま)郡が合併した街で、古代に邪馬台国と古代中国の中継地として重要な国「伊都国」だったといわれています。その証拠に古代遺跡が多数出土し、市内の歴史博物館で見ることができます。

魏志倭人伝と伊都国

世界最古の日本のクニの記録が残っているのは、古代中国の国のひとつ、魏で編纂された「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」です。女王・卑弥呼が統治する邪馬台国について書かれていることは有名ですが、糸島市の元になったといわれる伊都国の記述もあります。邪馬台国がどこにあったかは現在のところ、まだ判明しておらず、奈良県を中心にした近畿(畿内説)、九州説の2つの説があります。

しかし、決定的な証拠はまだ見つかっていません。魏志倭人伝が書かれた時代は三国志の時代で、魏、呉、蜀の3国が争っていました。邪馬台国は魏と交流があり、魏の皇帝に使いを送り、お礼に金印を受け取ったことが記されています。この金印はまだ見つかっていませんが、別の王に贈られた「漢委奴国王」印は、隣市の福岡市で発見されました。邪馬台国は古代中国と交流がありましたが、その中継地のひとつが「伊都国」だと記されています。

邪馬台国は30ほどの小国と連合を組む連合国家で、伊都国もそのひとつだったと考えられているのです。糸島市は遺跡が多数発見され、伊都国の王の墓とされる平原王墓からは、国宝「内行花文鏡」という日本最大の銅鏡が出土しました。埋蔵品は鏡やアクセサリー類ばかりだったため、伊都国の王も邪馬台国と同様、女王だったと考えられています。糸島市は古代から歴史のある、ミステリアスな街です。

福岡市の隣で、都市部のアクセスもよい

糸島市はのどかな風景が広がる郊外ですが、隣市は福岡市です。福岡市は政令指定都市で、日本の中では第5位の大都市です。近年、九州各地に世界中から工場が誘致され、九州が勢い付いています。熊本県が世界最大の半導体メーカー、TSMCの工場誘致に成功したことは有名ですが、福岡市もジャパネットHDの主要部門移転など、2021年だけで64社を誘致、2,600人の雇用を創出しました。

福岡市は電力が安くて土地が広く、九州中の若者が集まることから、これからますます企業誘致が盛んになるでしょう。そして糸島市は福岡のベッドタウンとしての人気が高まっています。田舎でありながら都会に近く、雇用が比較的安定していることは大きな強みでしょう。

糸島市から福岡市まで電車で約30分というアクセスのおさは、東京都などでは考えられない好立地です。さらに糸島市では全国から移住者を募集し、体験会から移住後までサポート体制が整っています。注文住宅を建てるのも、糸島なら比較的リーズナブルに実現するでしょう。

海と山に囲まれた豊かな自然

糸島市はもともと2つの地区を合併した街です。元の地名、怡土(いと)郡は山、志摩(しま)郡は海に恵まれた土地で、同じ場所で海と山どちらにもアクセスしやすいのが特徴です。玄界灘に面した美しい海と、糸島市南部の井原山など比較的登りやすい山など、豊かな自然が身近にあります。

自然の中でのびのび子育てしたいファミリー世帯、海好き、山好きな方など、自然にほれ込んで移住を決めた方も少なくありません。都会の喧騒から離れ、自然を満喫できるのも人気のひとつです。アウトドア好きな方にも満足できるでしょう。

糸島市は子育てがしやすい?

糸島市は子育てサポート制度が充実しています。糸島市は子育て世帯の移住が多く、保育所などのサポートが充実しています。小学校、中学校のアクセスもよく、九州大学の学生が特別授業を行うこともあるのです。

地域ぐるみ、市民みんなで楽しく支援する子育て

糸島市では「地域ぐるみ、市民みんなで楽しく支援する子育て」を目指しています。赤ちゃんから中学生まで市内で完結するのが特徴です。高校は市外に出る必要がありますが、大学は市内に九州大学伊都キャンパスがあります。「子育て支援」といえば幼児保育というイメージが強いですが、糸島市は赤ちゃんから学生まで全面的にバックアップしているのです。

赤ちゃん~幼稚園までの支援

糸島市では私立保育所(園)15か所、認定こども園9か所、小規模保育園4か所、幼稚園5か所あります。糸島市の人口は10万人強なので、人口のわりに赤ちゃん、幼児施設が充実しているといえるでしょう。子どもが寝込んだときは病児・病後児保育施設があるため、共働きのご家庭も安心です。

仕事の終業が不安定なご家庭なら、教育時間の前後でも預けられる「預かり保育」を実施する保育所もあります。子育て支援センターも充実していて、前原、二丈、志摩地区に4か所の子育て支援拠点を配置し、保護者交流や子育てアドバイスが受けられます。

さらに市内にある保健所「健康福祉センターあごら」では離乳食指導やお子さんの身長体重測定、成長に関する相談など、保育士や保健師の支援が受けられます。障がいのあるお子さんでもサポート体制が整っているのが特徴です。保育所、幼稚園は人数制限があるので、必ず事前に保育所の空き情報を確認してください。

医療費助成も手厚く、0~2歳児は無料、3歳から就学前までは月800円(1医療機関あたり)、小学生、中学生までは月1,200円(1医療機関あたり)で医療が受けられます。なお、助成には所得制限がありません。高額所得者が除外されがちな医療費補助ですが、糸島市ではきちんと補助されるので、不平等感がありません。

小学生以降の支援

糸島市にはすべての小学校に「放課後支援クラブ」があり、共働きの親の児童でも安心して過ごせます。ただ預かるだけでなく、遊びを中心にした育成指導も行い、夏休みや冬休み中も開所しているのです。日曜日や年末年始は休みですが、土曜日も開所しているのは大きな安心感があるでしょう。

小中学校は同市にキャンパスがある九州大学と提携し、小学校の就学支援「九大寺子屋」、中学生の受験対策、夏休み宿題対策などを支援する「伊都塾」があります。九州大学は地元で活躍したい方には最適な大学なので、九大を目指す方には糸島市の環境は大きな助けになるでしょう。また、給食制度も厚く、地元のおいしい素材をたっぷり使った給食が楽しめます。

糸島市は不便?暮らしやすさについて

糸島市は福岡市まで電車で約30分の立地で、地方の中では比較的便利な位置にあります。車があれば便利に暮らせますが、公共交通機関だけでは不便さを感じるかもしれません。糸島氏は移住者が多いので、ほかの地域からの移住を検討している方でも、比較的暮らしやすい傾向があります。

移住者の多くは、親類縁者が糸島市在住の方や以前に糸島市で住んでいた方、九州大学出身者が多いです。隣市の福岡市から移住する方も増えています。

福岡市だけでなく、空港、九州一円、姫島岐志のアクセスも抜群

糸島市はJR線、幹線道路、バス、船便などさまざまな交通機関が整っています。JR肥後線は「筑前前原駅」から天神まで最速30分、博多駅まで約40分、福岡空港まで約40分という好立地です。糸島市の高速道路は、福岡都市高速と直結の西九州自動車道。前原ICから福岡空港まで約35分と、アクセス抜群です。

天神、博多まで運ぶ路線バス「昭和バス」「糸島市コミュニティバス」もあり、釣り人に人気のある姫島岐志までの市営渡船も1日4便運航しています。仕事から趣味まで、手軽に移動できるでしょう。

新鮮な食材を入手しやすい、病院も充実

市内に19か所も物産直売所があり、地元の新鮮な農作物や魚介などが安価で入手できます。商店の種類も多く、ショッピングモールやスーパー、地元の商店街など、さまざまな。大物の買い出しは車でショッピングモールへ、日々の食材は直売所や商店街で、と、買い物のバリエーションが豊かなのも特徴です。病院も充実していて、救急体制も比較的整っています。重い病気にかかっても隣の福岡市に行けば九州医療センターや九州がんセンターがあり、通院も比較的苦になりません。

移住支援も万全

糸島市は移住支援を積極的に行っています。面談はオンラインでも可能で、Zoomなどで市職員と話し合えます。就労、就農支援も盛んで、求人情報をオンライン上で確認できるのです。いきなり移住はハードルが高いので、ネット上で調べることができることはネットで調べ、街の雰囲気などは現地で確認するとよいでしょう。

新たに農業を始めたい方には、農業補助金などの支援もあります。前原商店街で店を出すなど、新たな事業を始める方も少なくありません。気を付けたいのは移住と旅行はまったく異なることです。いきなり移住を始めるのではなく、市が定期的に開催する「移住体験宿泊事業」で泊まり、実際に糸島に触れることができます。

旅行では楽しい街でも、移住先として必ずしもベストとは限りません。できるだけ清掃活動やお祭りなど地域の行事に積極的に顔を出し、現地のルールを尊重することが必要です。現地の人と馴染むことで、ますます糸島の暮らしは楽しくなるでしょう。

まとめ

糸島市は充実した育児、教育支援があり、移住者を積極的に受け入れています。隣市の福岡市まで電車で約30分の好立地で、福岡市で仕事をする方でも住みやすい環境です。海と山に恵まれ、新鮮な素材、豊かな自然が満喫できるのも糸島市の特徴です。田舎の良さがありながら都市部に隣接している利便さが兼ね備えた街なので、移住者にも人気が高い街です。就農する、地元の商店街で店を開くなど、第二の人生を歩みやすいのも特徴といえます。

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