注文住宅の浴室を選ぶ際にチェックするべきポイントとは?

公開日:2022/08/01   最終更新日:2022/08/10

注文住宅では、自分たちで好きな設備を取り入れることができるので、自由度が高いです。そのため、浴室も家族みんなで相談し、導入したいものを設置できます。では、注文住宅で浴室を選ぶ際は、どのような点に注意して選ぶ必要があるのでしょうか。ここでは、浴室選びのポイントについてまとめておきます。

浴室の種類ごとの特徴

注文住宅で選べる浴室はさまざまな種類があります。ここでは、主なお風呂の種類をまとめておきます。お風呂は素材やデザインで雰囲気が変わるので、より素敵なお風呂にするためにも、色々なメーカーの商品を見比べるのがよいでしょう。

ユニットバス

一般的にお風呂のイメージで想像することが多いのが、ユニットバスの形状です。壁や床、浴槽などはあらかじめ完成されていて、これを組み立てることでお風呂場が完成するというものです。工場で完成されたパーツを組み合わせるので、すぐに設置しやすいという点はメリットでしょう。

またコストも抑えることができます。オプションを利用すれば、色を変える、シャワーを変更するなど細かな調整もでき、オリジナルのお風呂場が完成します。ただし、形が決まっているので、間取りが特殊だとユニットバスが設置できないということもあるでしょう。

ハーフユニットバス

ハーフユニットバスは、一部のみ自由にデザインできるようになっているものです。床や浴槽は決められていて、天井や壁を自由に選べます。素材やデザインを変えることで雰囲気の異なるお風呂場にできるので、自由度は高いです。

ただし、壁や天井の素材選びに注意しなければ、お手入れの際に手間がかかることがあるでしょう。たとえば、木材やタイルはお手入れに手間がかかりやすい素材です。

フルオーダー

浴槽、床、天井、壁、窓などお風呂場の中すべてをオーダーメイドとしているのがフルオーダーのバスルームです。フルオーダーなので、費用がかかります。また最初から作り上げていくので完成までの時間もかかってしまうでしょう。

注文住宅の浴室を選ぶ際にチェックするべきポイント

注文住宅で浴室を選ぶ際には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。浴室選びの際にチェックしておきたいポイントについてまとめておきます。

配置に注意する

お風呂場の配置によって、日当たりが変わってきます。日当たりが悪いと浴室が暗くなるうえ、日当たりが良すぎると浴槽が劣化しやすい、日に焼けるなどの問題もあります。

また、風通しが悪いと湿気がこもりカビの原因にもなってしまうでしょう。水まわりは北側に配置されることが多いといわれていますが、カビ対策を考えると南側がおすすめです。最終的には、家事動線も考えて配置するようにしましょう。

窓の位置と大きさ

お風呂の窓は、外からの光を入れて風通しをよくするために重要な役割を果たします。ただし、大きすぎると防犯面の不安もあるので、お風呂場の位置関係も考慮して窓を考える必要があるでしょう。

お風呂の広さ

お風呂の広さは、全体の間取りとのバランスも考えなければいけません。また、家族構成や家族のライフスタイルによってもお風呂に必要な広さは変ってくるでしょう。浴槽は、ゆったりとつかることができるように大きさを決めましょう。お風呂場には、脱衣スペースや洗面所、収納スペースも用意する必要があります。

お風呂のコンセプトを決めよう

どのようなお風呂場にしたいのかコンセプトを決めるようにしてください。コンセプトに合わせて素材や色を選ぶ必要があります。最近は、カラフルな明るいお風呂や、リラックス効果の高い木材を取り入れたお風呂、テレビや音響設備を取り入れたお風呂なども人気です。

注文住宅の浴室選びでよくある失敗

注文住宅でお風呂を選ぶ際によくある失敗をまとめておきます。

脱衣所が狭くなってしまった

お風呂を広くしてしまったことで、脱衣所のスペースが狭くなったという事例があります。全体のバランスを考えて間取りを決めましょう。お風呂の設計を後回しにしてしまうことで、お風呂場全体が狭くなるというケースもあります。

設備費用がかかってしまった

お風呂にテレビをつけたことで、設備費用がかかってしまった、メンテナンスが大変というような事例もあります。本当に必要なものなのか再検討をしてから導入しましょう。

汚れが目立ってしまう

床材や壁などを選ぶ際に、おしゃれなものを選んでも汚れが目立ってしまっては、快適にお風呂を利用できません。汚れが目立ちにくい素材や色を選ぶようにしましょう。

水はけが悪い

水はけが悪いことで、カビが生えてしまったというような事例もあります。換気扇や窓できちんと換気できるようにしておきましょう。

まとめ

注文住宅での浴室を選ぶ際に注意したいポイントや、浴室選びの失敗事例などをお伝えしました。1日の疲れを癒すお風呂場は、デザイン性と機能性、お手入れのしやすさを考えて選びたいものです。

ショールームに行くと、さまざまなお風呂場を見ることができるので、理想のお風呂場もイメージしやすくなるでしょう。まずは、いくつかのお風呂場を比較することから行ってみてください。

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